アレルギー対応レシピが盛り沢山!の岡夫婦Youtubeチャンネルはこちらから
チャンネル登録お願いします!
岡夫婦のFacebookページはこちらから
written by 岡パパ
目を覆い、耳をふさぎたくなる様な事件が起きています。
食物アレルギーを持つ児童に対し、原因食材であるアレルゲンを使った
脅しや嫌がらせを行う「食物アレルギーいじめ」が、
米国で問題視されています。
(画像はイメージ)
以前にも、ピーナッツアレルギーがある大学生徒に対し、
ピーナッツバターを塗るといった事件があったことを紹介しました。
ピーナッツアレルギーの方にぴーなっつばたーを塗った事件の記事はこちらから
岡パパは、この事件を聞き「なんてヒドイ事件だろう。こんな事件、もう起きて欲しくない」と
心から願ったのですが、このように表面に出てくるケースは氷山の一角で、
食物アレルギーを持つ多くの児童・生徒がいじめや嫌がらせを受けているようです。
<目次 Contents>
◆半数近くのお子様がいじめや嫌がらせを受けている!?
食物アレルギーを持つお子様の割合は世界中で増加傾向にあり、
米国では18歳以下の約13人に1人(590万人)が食物アレルギーといわれています。
ニューヨーク市内マウント・サイナイ病院の小児アレルギー専門医が2011年、
8~17歳の患者とその家族に行った聞き取り調査を行いました。
調査対象となった251人のなんと45%が
「アレルギーいじめを受けたことがある」と答えました。
内容としては、
・からかいを受ける:42%
・アレルギーを起こす食べ物を見せつける:30%
・脅される:15%
・無理に触らされる:12%
といった、食物アレルギーを持つお子様の保護者からしたら、
信じられないような事が起こっています。
先に紹介したピーナッツに食物アレルギーを持つ方への嫌がらせの他にも、
刑事事件に発展する事例が最近起きたとの事です。
ペンシルベニア州にお住まいのある中学生は、パイナップルに食物アレルギーがあります。
その生徒に対し、3人の生徒がいじめを行いました。
その内容とは、外部からこっそり持ち込んだパイナップル果汁に手を浸し、
食物アレルギーを持つ生徒にハイタッチをしたのです。
食物アレルギーを持つ生徒は救急病院に搬送されました。
大事には至らなかったとの事ですが、アレルギー症状が重篤な方であれば、
命が危険にさらされる場合もあります。
地元警察でも「命に関わりかねなかった」と事態を重く見て、
加害者である生徒に刑事責任と問う方針を固めたとの事です。
◆見た目でわかりにくいことがいじめられる理由!?
食物アレルギーを持っているかどうかは、外見からはわかりません。
そして、食物アレルギーというものが、どれだけ深刻な症状を発症することに
繋がるのかということも、まだ認知度が低いようです。
食物アレルギー研究教育(FARE)の最高経営責任者(CEO)は、
「見た目には健康で他の子供と変わりない。
実際の問題の深刻さが伝わりにくいことがいじめの対象となりやすい要因のひとつ」と
指摘しています。
今回調査が行われたのは米国でした。
米国で起こった問題が、日本や他の国には無いとは言えません。
実際に、岡夫婦がお会いしたご家族様からも、
食物アレルギーを持つお子様がアレルゲンを近づけられるといった嫌がらせを
受けたといった体験談をお聞きしました。
一度、食物アレルギー症状を発症した我が子の苦しむ姿を見た保護者は、
その時の恐怖を忘れることができません。
もちろん、食物アレルギーを持つお子様自身も、大変怖い想いをします。
そんな保護者とお子様が、アレルゲンを近づけられるなどの嫌がらせを受けたら、
どれだけ傷つくか・・・どれだけの恐怖か・・・
そして、場合によってはアレルギー症状を発症してしまう場合もあるのです。
食物アレルギーという言葉の認知度は上がってきても、
その症状や苦しみを理解していただける方々の割合は、まだ高くないのかもしれません。
アレルギーとは疎遠の方にも、食物アレルギーを含む様々なアレルギーについて
ご理解いただき、このようないじめや嫌がらせが二度と起きないような
社会になって欲しいと願っています。
そして、食物アレルギーだけでなく、学校からいじめが無くなってくれることを、
本当に願っています。
記事参照元:日本経済新聞はこちらから
日本もアレルギーいじめは多いです。
子供以外に大人も一緒になってアレルギー親子を
排除したがり いじめのターゲットがいて満足しています。
もっともっと日本でもメディアに大きく取り上げて欲しいです。
tさま
コメントいただきまして、ありがとうございます!
このようないじめ問題がアメリカだけで起きてるわけないですね。
本記事を紹介したところ、多くの方々から「こんな経験があった」といったお話を聞くことが出来ました。
食物アレルギーという「言葉」の認知度だけでなく、「命の危険につながりかねない」ということも
多くの方々に理解していただきたいですね。