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written by 岡パパ

 

米国立アレルギー・感染症研究所のIan Myles氏らの研究チームは、
健康な人の皮膚の常在菌アトピー性皮膚炎患者の皮膚に移植すると、
ステロイド外用薬の使用量を減らし、アトピー性皮膚炎(湿疹)が軽快した
とする研究成果を発表しました。

(画像はイメージ)

 

「皮膚に(常在)菌なんているの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

実は、私達の皮膚には、およそ1兆個以上もの常在菌が
棲息しているのです。

 

「えぇ~!菌が皮膚にあるだなんて、なんだか怖い!」
「しっかり消毒しなくちゃ!」

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ちょっとお待ちください!

実は、皮膚に棲息している常在菌の中には、上述の研究でも言われているように、
私達の健康を良好に保ってくれる種類もいるのです。

 

皆さんご存知の『腸内フローラ』『腸活』といった言葉。

腸内には、100兆個以上の常在菌がいるといわれています。
その種類や量、バランスによって健康や免疫に影響があることが
研究によって明らかになりつつあります。

皮膚に棲息している常在菌も同じような働きをしていると考えられています。

 

常在菌の移植でアトピー性皮膚炎が改善!?

今回の研究では、皮膚の状態が健康な人から採取した
皮膚常在菌「Roseomonas mucosa(=R.mucosa)」を加えた水溶液を、
アトピー性皮膚炎の患者の皮膚に噴霧しました。

成人患者に対しては、肘の内側と患者が選んだ部位に、
1週間に2回、6週間にわたって噴霧しました。

9歳~14歳の小児患者に対しては、症状のある部位に、
1週間に2回、12週間にわたって噴霧し、使用頻度を1日おきに増やして4週間続けました。

その結果、成人患者は10人中6人、承認患者は5人中4人が、
試験終了時に症状の重症度が50%以上軽減したとのことです。

また、一部の患者は治療をやめた4週間後に
ステロイド外用薬の使用量を減量できたとのことです。

この研究による副作用や合併症は今のところ確認されていないとのことです。

 

防腐剤や保湿剤が常在菌の成長を阻害してしまう!?

今回の研究では、スキンケア製品の多くに含まれるパラベンなどの防腐剤や保湿剤
R.mucosaの成長を阻害することもわかりました。

つまり、特定のスキンケア製品を使用することで、
R.mucosaの成長が阻害されアトピー性皮膚炎が悪化する恐れがあります。

お肌をケアしているつもりで、実はお肌の環境を悪化させてしまっていた・・・
これは後味が悪いですね・・・

 

アトピー性皮膚炎治療の新たな道になるか?

現在、アトピー性皮膚炎の治療としては、専門医の診断の元に
ステロイド外用薬を塗布する方法が一般的です。

治療方針にもよりますが、だいたい1日に1回以上は
患部に塗布するかと思います。

しかし、今回の研究では、通常の治療はそのままに、
R.mucosaを加えた水溶液を週に2回噴霧するだけです。

上述のような効果が現れれば、
ステロイド外用薬の使用量を抑えることもでき、
治療の負担軽減にも繋がります。

 

私達の身体のいたるところに棲息している菌。
ネガティブなイメージが先行しがちですが、
その菌が、私達の身体の健康状態のカギを握っているのです。

今回のような研究が進んでいくことで、
近い将来には、薬を使わず身体になるべく負担をかけることなく、
治療する方法が確立するかもしれませんね。

 

記事参照元:HEALTH PRESSはこちらから