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written by 岡パパ

 

食物アレルギーを持つ方がアレルギー症状を起こさないようにする為の
基本中の基本は『アレルゲンとなる食品を摂取しないこと』です。
※アレルギーの重篤度によっては、触れるなどによっても
 アレルギー症状が出る場合があります。

そのため、食品販売店や外食店などで食品を購入する、
食事をする前に、原材料にアレルゲンが入っているかどうかを
確認する必要があります。

加工食品の原材料情報も、少しずつ分かりやすくなってきたり、
また審査綱メーカーさんでは、特定原材料27品目中で含まれている
食材の有無を明示してくださる場合もあります。

しかし、時には加工食品の原材料情報に誤りがあったり、
意図せずに原材料以外の食材が混入するといったことがあります。

また、外食店では、原材料情報の提示義務はない為、
外食店側の食物アレルギー対応への準備の段階によっては、
注文時に確認した場合でも誤ってアレルゲンを含む食事を
提供してしまうこともありえます。

 

こういった課題を解決し、
食物アレルギーを持つ方への食事の安全性の向上を目的に、
食品中のアレルゲンを検査・分析する方法が開発されました。

 

SCIEXは、雑賀(サイカ)技術研究所と共同で、
複数のアレルゲンを一度に検査する『食物アレルゲン一斉分析法』
開発しました。


(画像は記事参照元より)

では、この『食物アレルゲン一斉分析法』では、
何種類のアレルゲンを検査・分析することができるのでしょうか?

加工食品の『シチュー』を対象に検査を行った結果、
特定原材料7品目を一斉に検査できることが確認されたとのことです。

今後は、様々な食品にて本分析法の妥当性を確認し、
将来的に一度に分析できるアレルゲンの対象品目を「特定原材料に準ずるもの(20品目)」や
分析手法が確立されていない少数派なアレルゲンに拡大していく予定とのことです。


(画像はイメージ)

この分析法が、どんな食品でも対応できる、
一斉に検査するアレルゲンの品目数が増える、
アレルゲン検査の精度が上がるといったことが確立されていけば、
加工食品メーカーさんや外食店さんにおけるアレルゲンチェックに活用していくことも考えられます。

そうすることで、原材料情報の誤りやアレルゲンの混入に
早期に気づき対応を早めることができるなど、安全性を向上できると期待されます。

記事参照元:Digital PR Platformの記事はこちらから

 

以前にも、食品中のグルテンやピーナッツ成分を検出する機械が
開発されたお話をご紹介しました。

Nimaの記事はこちらから

今回発表された検査方法については、
岡パパの知識ではなかなか読み解くのが難しい点も多く、
全てを理解できておりませんが、
消費者目線で明確にしてもらいたいと思うのは、
・食品中に含まれるアレルゲンの量(または含有率?)の検出範囲
(例えば、100g中に小麦グルテンが5g入っています、
100g中に乳成分が0.1gまで入っていれば検出できます・・・等)
がわかるようになると、安心感が増すと感じます。

 

原材料情報の誤記や、アレルゲンの意図しない混入などは、
どんなに気をつけていても、起こる可能性があります。

将来、今回ご紹介したような検査分析法が確立され、
様々な食品メーカーさんや外食店さんで活用されていくようになれば、
商品パッケージや献立に『○○検査分析確認済み』といった表示がされることで、
消費者にとって安心に繋がるかもしれません。

検査を行うことにより食物アレルギー症状が起きない事を保証するのは難しいでしょうが、
食物アレルギーをお持ちの方の毎日のお食事の安全性が、
技術の進歩によって少しでも向上していけば嬉しいです。