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written by 岡パパ

 

皆様は、小中学校などで食べた給食にどんな思い出がありますか?

献立表を見て、「今日の給食は大好物なあのメニューだ!」と喜んだり、お休みの子の分の余った給食のお食事を、希望者でじゃんけんし合って勝ち取ったり、苦手なお料理を泣きそうになりながら食べたり・・・

様々な思い出があるでしょう。

日本給食サービス協会では、第7回「心に残る給食の思い出」作文コンクールを開催し、12月14日に表彰式と祝賀パーティーが行われました。1,965作品もの給食の思い出にまつわる作文が集まり、その中から選ばれた10作品が表彰されました。


(画像はイメージ)

その中で、文部科学大臣賞に選ばれた作品『二つの味を楽しむ給食』は、食物アレルギーをお持ちの小学5年生 芥川さんが書かれた作品です。芥川さんには小麦や卵に食物アレルギーがある為、アレルゲンとなる食材が使われる献立の日は、お母さんが代替給食を作ってくれ、お弁当を持参しています。


(画像はイメージ)

作品の題名である『二つの味』とは、給食を作ってくれる『調理師さんの味』と、代替給食を作ってくれる『お母さんの味』のことを指しています。

母さんは、朝早く起きて(場合によっては前日に)、アレルゲンを使わない代替給食やお弁当を作ってくれます。お食事を作ってくれることが当たり前のように思っていたら、作品の題名である『二つの味』という視点は生まれなかったことでしょう。芥川さんのお母さんへの感謝の想いが題名からも伝わってきます。

また、学校給食では、献立に使われる食材の詳細な成分を教えてくれたり、アレルゲンとなる食材を使わずに作ったチャーハンやコロッケ、つくねといったメニューも作ってくださいました。このように、アレルゲンとなる食材の使用有無の連絡と、アレルゲンを除いたメニューを作ってくださった栄養教諭さんに対して感謝をして、給食を楽しみながら食べていらっしゃるようです。

入学当初は、自分1人だけ周りの友達と違う(お弁当を食べる)環境に苦い思いをしたようですが、「いつかみんなと同じ給食を食べられるようになりたい!」と強く思い、食物アレルギー克服に向けて検査や負荷試験を続けてきたとの事です。

記事参照元:食品産業新聞社ニュースWEBはこちらから

 

給食は、学校生活をしていくうえでの栄養補給をする為だけでなく、食事の大切さや食事を通して行われるお友達とのコミュニケーションなど
様々なことを学ぶこともできます。

給食の思い出をテーマに作文として文字に起こすことで、その給食(お食事)を作ってくださる方はもちろん、食材の生産者の方、さらには食材となった生き物のことを思い浮かべることでしょう。自分が今食べているものが、どのようにして調理されてきたのかを、改めて気づくことができる大変良い機会になります。

学校給食を作った下さる調理員さんや栄養士さん、さらには食材を作ってくださる方々に至るまで、お子さま達が書いてくれた作品が届くことができれば、ご自身の行っていることへのモチベーションアップに繋がり、「明日もがんばろう!」という気持ちになることでしょう。