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written by 岡パパ
料理に含まれているアレルゲンを検出する機械が開発されており、単純なイノベーション(技術革新)という面だけでなく、食物アレルギーを持つ方のアレルゲン誤食防止に繋がる有効な手段になるとして、注目を集めています。
(画像はイメージ)
過去にご紹介したアレルゲンを検出する機械
・Nimaについてご紹介した記事はこちらから
・allerguardについてご紹介した記事はこちらから
今回ご紹介しますのは、台湾の『Taiwan User-Friendly Sensor and Tech』が開発したアレルゲン検出デバイス『TADs』です。
(画像は記事参照元より)
『TADs』は、食品からアレルゲンを検出できる装置です。魚介類、グルテン、ナッツ、牛乳、卵の5種類のモデルがあり、同時に8つのアレルゲンを検出することが可能です。
『TADs』を用いてアレルゲンを検出する時間は、最長でも2分未満というので驚きです。アレルゲンの検出定量下限は1ppm(0.0001%)と極少量であり、そして検出感度は非常に高く、食物アレルギー検査として一般によく使われる『ELISA法』による検査結果と高い相関性を有するということです。
具体的に、どのように『TADs』を用いて食品中のアレルゲンを検出するのか?(先にご紹介したような『Nima』のように、食品片を機械に入れてアレルゲンを検出するのか?『allerguard』のように、食品にかざすだけでアレルゲンを検出するのか?)については調べることが出来ませんでしたが、アレルゲン検出にかかる費用は上述の『ELISA法』よりも安価にできるということです。
『TADs』の大きさはキーホルダー程度の大きさで手のひらに納まり、持ち運びも出来ます。Bluetooth経由でスマートフォンに接続して、アプリからデバイスをコントロールできるので、『TADs』と併せて今後スマホアプリの開発も進めば、個々人のアレルゲンを登録するだけでなく、食品中に含まれるアレルゲンの割合によって食べることができるかどうかの目安をつけることができるなど色々な場面で活躍することが期待できます。
・極少量(1ppm)のアレルゲンでも検出が可能。
・検出にかかる時間は最長でも2分程度。
・持ち運び可能でスマホとの連携も出来る。
こういった点が、『TADs』の大きな特徴として挙げられます。
アメリカのラスベガスで開催された「CES 2020」にて、この『TADs』はイノベーションアワードを受賞!これは、技術革新が評価されただけでなく、食物アレルギーが多くの国々で課題として認識されているということも意味しているのではないかと感じます。
(画像は記事参照元より)
色々な企業や研究機関が、食物アレルギーに関する研究を進めていく中で、今回のようなアレルゲンを検出する機械が開発されています。このような機械の登場により、私たち自身が検出機を手に持って目の前のお料理にアレルゲンが含まれているかどうかを確認する時代も、そう遠くないのかもしれません。
また、こういった機械が色々な会社や研究機関から発表・発売されることで、技術競争や価格競争も起こり、検出可能なアレルゲンの種類が増えたり、アレルゲンの検出を容易に行うことができたり、機械の購入や検出にかかる費用を抑えることができるなど、私たちにとって嬉しい流れに繋がるかもしれません。
食物アレルギーをお持ちの方がアレルゲンを誤食し、アレルギー症状を発症する事故を1つでも無くすことができるよう、色んな方々が日夜研究開発をしてくださっています。
記事参照元:fabcrossはこちらから
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