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written by 岡パパ

 

新型コロナウィルス感染拡大を防止するために休校されていた学校が再開してきました。

私たちが住む地域の小学校では、まだ学校給食は始まっていませんが、給食が再開している地域もあるようです。


(画像はイメージ)

愛知県の東郷町の小中学校では、3日から学校給食が再開されました。この自治体では、食物アレルギーをお持ちの方も、そうでない方も一緒に給食を食べることができるよう、代表的なアレルゲンを使用しない「にこにこ給食」が提供されました。

給食が再開された初日は、古代米の赤飯、けんちん汁、米粉のチキンカツ、イチゴゼリー、豆乳というバラエティーに富んだ献立メニューでした。

東郷町では、食物アレルギーへの対応が必要な児童・生徒は、123人いらっしゃいます。普段の給食では、アレルゲンとなる食材を除いた別メニューの給食を提供されるなどしているとのことです。

昨年から、食物アレルギーに配慮した「にこにこ給食」がスタートし、クラス全員で同じメニューを食べることができているそうです。

町では「久しぶりの給食をみんな一緒に食べてもらいたい」「にこにこ給食」の提供を決め、給食が再開した3日から8日までに、計4回提供されたとのことです。

記事参照元:朝日新聞デジタルの記事はこちらから

 

今回ご紹介しました東郷町のように、代表的なアレルゲンを使用しない食物アレルギーに配慮した給食メニューを提供する自治体の取組みは、少しずつ増えていると感じています。

先日ご紹介しました、大阪市の小学校で起きたアレルゲンの誤食事故では、担任の先生が早く気づいて、適切な対応を取ることができたため、アレルギー症状は起きたものの、命の危険に至るまでにはなりませんでした。

大阪市の小学校で起きたアレルゲンの誤食事故の記事はこちらから

 

食物アレルギーは、人によってアレルゲンとなる食材が違ったり、アレルギー症状も異なります。入園・入学・進級前に、園・学校側と食物アレルギーへの対応について細かな打ち合わせを行っていても、人間のすることですから、ヒューマンエラーを無くすというのは難しいです

その点、代表的なアレルゲンを使用せずに作られた給食メニューであれば、アレルゲンとなる食材の誤食の可能性を減らすことができます

「じゃぁ給食のメニューを全て低アレルゲンにしちゃえばいいじゃん!」

と、スパっと切替をすることができればイイのですが、食事の栄養面や食材費、給食を作ってくださる調理員の方々のご対応、給食を作る設備の条件などなど、1つ1つ課題を解決していかなければいけません。

 

実際に、大阪府箕面市では、これらの課題をクリアして、卵、乳、小麦といった代表的なアレルゲンを使用しない「低アレルゲン献立」を採用しています。

大阪府箕面市の取組みについてご紹介した記事はこちらから

 

「日本全国の給食で低アレルゲンメニューを採用!」という時代がくるかは、正直わかりませんが、食物アレルギーをお持ちのお子様も一緒に、安心して笑顔で給食を食べることができる環境作りが少しずつ進んでいけばと願っています。