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written by 岡パパ

 

蒸し暑い日が多くなってくるようになりました。暑くなってくると食品も傷みやすくなるので注意しなければいけません。

この時期に傷みやすい食材と聞いてイメージするのが魚介類。できるだけ新鮮なうちに調理、食べきるように心がけましょう。

 

さて、今回は、この時期に多いとされる『魚によるアレルギー』について、「ほむほむ先生」こと堀向健太先生が解説してくださる記事がありましたので、ご紹介します。

小児科専門医でアレルギー専門医である堀向健太医師は、診療の傍ら様々な医学サイトで執筆されながら、「ほむほむ先生」としてSNS等を使い、エビデンスに沿った最新の情報を発信されています。

ほむほむ先生のお話では、この暑くなる時期に『魚によるアレルギー症状の疑い』がある患者さんが多くなるのだそうです。しかし、その多くは、食物アレルギーではなく、別の原因ということがあるのだそうです。

 

これって魚アレルギー?


(画像はイメージ)

「魚によるアレルギー症状」。一般的には鯖(サバ)などの青魚をイメージされるかと思いますが、実は本当のアレルギー症状を引き起こす魚は白身魚の方が多いのだそうです。


(画像はイメージ)

「えっ!?だって、食物アレルギーを引き起こしやすい食材の中に『鯖』が入っているし、よく『青魚にあたった』って聞くから、青魚の方がアレルギー症状を引き起こしやすいんじゃないの?」


(画像はイメージ)

と思わる方もいらっしゃるはず。岡パパもそう思っていました。

詳細は是非以下リンク先のほむほむ先生の記事を読んでいただきたいのですが、白身魚と青魚による食物アレルギー症状発症のメカニズムが関わってきます。

ほむほむ先生による「青身魚のうそアレルギーとは?」の記事はこちらから

 

記事では、食物アレルギー発症に関するメカニズムについて、魚という食材の特徴も踏まえてわかりやすく解説してくださっています。

では、「青魚によるアレルギー」と、一般的にイメージされているのは何なのでしょうか?その多くの症状は『ヒスタミン中毒』と考えられています。

青魚の筋肉には『ヒスチジン』というアミノ酸が多く含まれており、青身の魚の筋肉にいる細菌の作用で、『ヒスタミン』に変わってきます。

ヒスタミンは、アレルギー症状を引き起こす重要な要素です。このヒスタミンを多く摂取してしまうことで、アレルギーと同じような症状が出てくることがあるというのです。

これこそが、先述した『ヒスタミン中毒』です。

温度が上がってくると、細菌の働きが活発化し、ヒスタミンがたくさん作り出されてしまい、『ヒスタミン中毒』として体調不良の症状を起こす人が増えてきます。ヒスタミンは、においや見た目で判断することが難しく、さらに一度作られたヒスタミンは、加熱しても、冷凍しても、燻製しても分解されることは無いというので、とても厄介です。

 

もし、青魚を食べて『ヒスタミン中毒』となり体調不良を起こしたことがあったとしても、ヒスタミンが増えていない新鮮な魚であれば食べてもアレルギーに似た体調不良症状は起きないのです。

それに対して、食物アレルギーは、アレルゲンとなる食材の蛋白質が、体の中で『免疫的な働き』によってヒスタミンが出てきてアレルギー症状が引き起こされます。この場合、食材の鮮度に関係なく、いつ食べてもアレルギー症状は起こります。

 

これから暑くなる時期は、いつも以上に食材の鮮度・保存方法(低温管理)に気を付けて、『ヒスタミン中毒』などの体調不良を起こさないようにしましょう。

 

ほむほむ先生による「青身魚のうそアレルギーとは?」の記事はこちらから