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written by 岡パパ

 

多くの方々が訪れる人気の観光地:沖縄

那覇市のメインストリート:国際通りでは、
食事・買い物・宿泊など、様々なシーンを楽しむことが出来ます。

その国際通りにある飲食店:約100店舗に対し、
沖縄大学の学生さん達が、食物アレルギーへの配慮がされているお店を調査し、
地図を作成されました。


(画像は記事参照元より)

沖縄大学法経学部豊川明佳准教授のゼミでは、
「今はないものを創り出し、社会に役立てる」ことを目標に
「アレルギーフレンドリープロジェクト」を立ち上げ、
2018年度からゼミ生約30名によって、
国際通りの食物アレルギーに対応する飲食店を調査、地図を完成させました。


(画像はイメージ)

食物アレルギーへの対応といっても、お店によってその対応の幅は様々です。

アレルギー症状を発症しやすい特定原材料7品目に対して、

・予約時に伝えれば除去食を準備できる

・当日でも除去食を準備できる

・自分で準備した弁当を持ち込める

といった項目を設定し、飲食店側ができる食物アレルギーへの
対応について調査されました。

プロジェクトに参加された学生さんは、国際通りに約100店舗ある飲食店を、
一軒一軒訪ね歩いて調査されたというから頭が下がる想いです。

少なくとも1項目を満たし、
食物アレルギーがある人が利用しやすい飲食店は、
調査店舗数96店中56店もあったというから驚きです!

特定原材料7品目を除去した料理をメニューに明示している店や、
中には、目立つ表示をしていなくても丁寧に対応してくださるお店も
あったとのことです。

プロジェクトに参加された学生さんからは、
「当事者は不安が大きく、店に問い合わせない。
 店側は問い合わせがないので需要がないと認識している。
 両者の溝の深さを感じた」
と、食物アレルギーと外食に関する課題についてお話されています。

 

また、プロジェクト活動の一環で、
サンライズマーケットにて食物アレルギーに配慮した商品を
実際に販売するといった活動もされています。

活動の様子や、アレルギー対応をする飲食店へのインタビューは、
動画でも配信するなど、今時の学生さんらしいクリエイティブな
情報展開をされています。

アレルギーフレンドリープロジェクトのYoutubeページはこちらから

 

動画や地図には、イラストが得意な学生さんが描いた
キャラクター「ゆにまる」「がんじゅー」が活躍し、
どの年代の方が見ても分かりやすい、親しみやすいものを目指されました。

地図は手のひらサイズ8ページのパンフレットに印刷して、
3500部を那覇市内で配布するほか、
データは豊川ゼミのフェイスブックでも公開する予定とのことです。

 

本プロジェクトの全体に関わった東江仁奈さん(21)は
「店の対応が分かれば利用者も安心できる」と、地図の活用を期待されています。

記事参照元:琉球新報の記事はこちらから

 

学生さんたちが調査の中で感じた
「食物アレルギーを持つ人とお店との間の溝」を埋めるのが、
まさに「アレルギーフレンドリープロジェクト」で作られる
地図や動画だと思います。

このような活動がさらに拡がっていき、
様々な地域でマッピング化が実現されていくと、
食物アレルギーを持つ方の外出は今まで以上に楽しくなっていくでしょう。