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written by 岡パパ

 

8月24日に開催された、
アレルギー対応スイーツコンテストの決勝審査。

決勝審査の様子を紹介した記事はこちらから

 

どの作品も、本当に素晴らしいものでしたし、
作品を考えてくださった方々のアレルギーへの配慮のお心遣いに
大変感動しました。

既に、一般紙でも本コンテストの結果が発表されていますので、
私たちのサイトでも食べた感想と併せて結果を報告させていただきます。
(岡パパ個人の食べた感想です)

 

◆一般部門

3位
国産豆乳ヨーグルトを使ったチーズケーキ風タルト

タルト生地のサックサク感がクセになる一品!

「チーズケーキ風」という名の通り、乳を使用せずに
豆乳ヨーグルトだけでなく、白味噌などを使うというアイディアで、
クリームチーズを使ったような爽やかな酸味とコクを見事に創り出してくれました。

クリーム生地だけ食べていてももちろん美味しいのですが、
タルト生地と合わせて食べることで、甘さのバランスが取れるようになっており、
口の中で美味しさが変わっていくという、嬉しい変化を味わえます。

タルトケーキの上に乗った彩り鮮やかな果物との相性も良く、
見た目のインパクトに比べて、飽きが来ないサッパリとしたタルトケーキです。

 

2位
いちごクリームチーズ風の米粉ミルクレープ

まず、こちらのミルクレープで驚いたのは、クレープ生地の薄さ!

小麦を使用せずに、米粉などの代替食事でクレープ生地を作った
ご経験のある方ならお分かりかと思いますが、
ここまでキレイにクレープ生地が作れるのは本当に素晴らしい!

生地と生地の間に挟んだ『いちごクリームチーズ』風のクリーム
酸味と甘みのバランスが良いです。

米粉から作られたモチっとした食感のクレープ生地、
口溶けのよい爽やかなクリーム、さらに、様々な果物も入れ込まれており、
味・食感・香りと食べるごとに美味しさが変わってくる作品です。

苺の淡い桃色のクリームの見た目は、女性陣には喜ばれるのではないでしょうか?

 

1位
スペシャルチョコバナナ

まずは見た目で圧倒されました!
こんなオシャレなスイーツを『スペシャルチョコバナナ』という名前で
終わらせてイイのでしょうか?(笑)

皆様も、チョコとバナナの相性が良いことはご存知のことと思いますが、
チョコとバナナの味や香りの特性を完全に引き出した上で、
口の中で上手く合わさるように考え抜かれた一品!

チョコは、しっかりとしたカカオの香りがしますが、
それほど甘すぎず、他に使われている素材の味を邪魔しません。

そして、中にはフワフワトロリとしたムースが入っています。
このムースから上品なバナナの味と香りが出てきます。

さらに、底面にはビスケット生地があり、ザクッとした食感を生み出すことで
フワフワ、トローリ、最後にザクッとした食感の変化も楽しむことが出来ます!

見た目で惹きこみ、味と香りの組合せでその世界観を堪能し、
食感でも楽しむことができるという、文句無しの一品でした!

 

◆学生部門

3位
春の野

作品名『春の野』が、これほどまでにピッタリと合った作品は
無いのではないでしょうか?

若葉色の野原に花々が咲いていて、美術作品でも観ているようです。

スポンジ生地は、ふんわり、しっとりとしていて、米粉の特性でもある
モチッとした食感も併せています。

クリームは甘すぎずに後味スッキリとしていながら、
しっかりとクリームのコクを感じることができる絶妙なバランス。

スポンジ生地のある「桜の塩漬け」が最大のポイント!
「桜の塩漬け」の甘酸っぱさと、スポンジ生地の優しい甘さ、
クリームのスッキリした甘さの組合せはクセになります!

 

2位
Tropical tarte

トロピカルという名がピッタリな、南国の楽園がイメージできる作品。

作品を前にするだけで、食欲をそそるマンゴーの香りと甘みが
伝わってきてヨダレがジュルリ。

マンゴーは上に乗っているだけでなく、中にもクリーミーな味わいのマンゴームースが
贅沢に使われています。

クリームにはパイナップルの酸味、香りがついており、甘さと香りの強弱をつけることができ、
飽きが来ず最後まで美味しく食べることができます。

甘さが強そうな外見とは違い、使われた素材の持ち味を上手く引き出すことの出来た
繊細な作品です。

タルト生地のザクッとした食感によって、小ぶりながらも『食べた』という実感を
強く感じることのできる一品でした。

 

1位
Tartar aux fraises(タルト オ フレーズ)
~7品目アレルゲンフリー~

決勝審査では、全8作品中4作品がタルト生地を使ったスイーツでした。

その中でも外観、味、香り、食感と調和の取れた一品がこちらの
Tartar aux fraises(タルト オ フレーズ)だと感じました。

「お誕生日やお祝い事などで食べるケーキにはイチゴが乗っているとやっぱり嬉しい」

そんな童心を蘇らせてくれるような、キレイに盛り付けられたイチゴの山。
ラズベリーと白餡を合わせたモンブラン、そしてタルト生地へと繋がる
色のコントラストが美しいです。

タルト生地は、フォークがスッと入っていく絶妙な柔らかさ!

イチゴから始まるケーキの頂上から底のタルト生地まで食感が統一されています。

中のクリームは上品な甘さで、イチゴやラズベリーモンブランなどの味を損ねることなく、
うまく調和しています。

それぞれの部位だけを食べても美味しいのに、重ね合わせることで
美味しさが変化し、さらに旨みが増してくるという素晴らしい作品です!

 

食品新聞社特別賞
タピオカミルクティタルト

琥珀色した透き通った層に、今流行りのタピオカ状の粒々が入った、
見た目から楽しむことの出来る作品です。

実は、このタピオカに見える粒は、タピオカ粉から出来ているのではなく、
アルギン酸ナトリウム、乳酸カルシウムから作られています!

アルギン酸ナトリウムは海藻含まれる成分。
乳酸カルシウムは乳由来の成分ではなく、一般的には、
砂糖大根(甜菜)などから作る乳酸と石灰石などから作る
酸化カルシウムを中和反応させて作られる成分。

こういった遊び心を入れる発想も、学生さんならではの柔軟な頭が
あるからこそなのでしょう。

琥珀色の層には紅茶が使われており、上品な紅茶の香りが口の中で広がって、
気持ちを落ち着けてくれます。

その下にはココナッツミルクを使ったムースが用意されていて、
口の中で合わさり、ミルクティーの味わいになります。

ミルクティーを飲んだような落ち着いた心持ちをしていると驚きの展開が!
なんと、ケーキの中間部分には、和菓子でお馴染みの求肥(ぎゅうひ)が使われており、
モチッとした食感に出遭うのです!

味や食感に変化と嬉しい驚き、そして楽しさも与えてくれる一品です。

 

食品新聞社特別賞
なんちゃってティラミス

ティラミスといえば、イタリアを代表するスイーツです。

通常は、エスプレッソを染みこませたクッキー生地と
マスカルポーネチーズを使ったクリームが層になっています。

こちらの作品「なんちゃって」というお名前の通り、
乳由来のチーズは使用せずに、お豆腐を使ってクリームの層を再現しています。

そのお陰で、クリーム自体の味は落ち着いた優しい味わいで、
後を引かないスッキリとした甘さです。

ココア味のスポンジ生地からは、
コーヒーの良い香りのみが口の中で広がって、
嫌な雑味や苦味はほとんどしません!

ティラミスというと、味と甘みがしっかりとしたものをイメージしますが、
こちらは上品な甘さと香りで後味がスッキリとしていて飽きの来ない
『新しいティラミス』と言える一品です!

 

本当に、どの作品も美味しくて、驚きと感動の連続でした。

 

本スイーツコンテストの審査委員長を務めてくださった
パティスリー・ドゥ・シェフ・フジウオーナーの藤生シェフ様からは

「参加者の皆さんが作業する様子を見ていたが、
食べてみなければ味は分からないと半信半疑に思っていた。
しかし、これまで審査に参加したコンテストと比べてもレベルが高く、
参加者の創意工夫が随所に見られた。
レシピの原材料の中には、名前は聞いたことがあっても
味見したことがないものもあった。大変有意義なコンテストになった」

と感想のお言葉をいただきました。

決勝進出され、受賞をされた皆様、本当におめでとうございました。
そして、アレルギー対応スイーツコンテストにご応募いただいた皆様、
本当にありがとうございました。

 

本コンテストの表彰式は、みんなのアレルギーEXPO2019内にて
10月30日に行われます。

みんなのアレルギーEXPO2019のHPはこちらから

 

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