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written by 岡パパ

 

2019年もあと1週間ほどで終わります。幼稚園や学校に通っているお子様は冬休みが始まり出し、クリスマス、お正月に向けてワクワクと気持ちを膨らませていることでしょう。

年末・年始はご帰省されるご家族も多いかと思います。おじいちゃん、おばあちゃんや親戚の方々に久しぶりに会って、「大きくなったね!」なんて話に花が咲く様子が目に浮かびます。


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しかし、食物アレルギーをお持ちの方は、こういった時にこそ注意が必要です。

日本アレルギー学会専門医で、アレルギー疾患に関して医学的知見に基づく情報を発信していらっしゃる医師 堀向健太先生が投稿された記事にて、年末年始に気をつけたいポイントについてまとめられたものがありましたのでご紹介します。

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◆祖父母世代との『食物アレルギー』への理解の差


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食物アレルギーを持つお子様のママ、パパは、当然お子様の食物アレルギー症状について理解しようとして、毎日のお料理をされたり、時には講演会などに出て情報収集をされています。TVなどのメディアなどでも食物アレルギーについて取上げて頂く機会が増えてきたことで、言葉の認知度は上がってきたように感じます。しかし、まだまだ理解度は高いと言えない状況が多くあります。

帰省先の祖父母や親戚の方々とお会いした際に「良く来たね!これ美味しいから食べて!」とお食事やお菓子などをご用意してくださることがあります。しかし、ご用意いただいたものにアレルゲンが入っていると、食物アレルギーをお持ちの方は食べることができません。

「ちょっとくらい食べても大丈夫」
「好き嫌いしたらダメよ」
「少しくらい食べたほうが良いよ」

そんな風に言われたご経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

また、祖父母にお子様を預けていた間に、オヤツに食べさせたものにアレルゲンが含まれており、アレルギー症状を発症してしまうケースもあります。

20~30年前と今では、食物アレルギーをお持ちの方の割合が大きく異なる為、60代~の世代の方々には、なかなか食物アレルギーについてご理解いただくのは難しいかもしれません。

アレルゲンの誤食により、お子様が強いアレルギー症状を発症して救急車を呼ばなくてはいけないような状態になっては遅いのです。「あぁ~!なんてかわいそうな事をしてしまったんだ」と後悔しないためにも、公的機関が発行しているガイドブックや食物アレルギーに関して分かりやすく書かれた書籍などを用いてご理解していただけるようにするのも1つの手段かもしれません。

 

◆外食時に気をつけるべき点


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年末年始に限りませんが、外食店ではお料理にアレルゲンが使われているかどうかの事前確認をする必要があります。外食店のスタッフの方々はお料理のプロではありますが、全員が食物アレルギーについて正しい教育・訓練を受けていらっしゃるとは限りません。

特に、年末年始の外食店ではスタッフの方々も通常営業以上に多忙なこともありますので、見落としや情報伝達ミスが起こる可能性も否定できません。外食店をご利用される際は、できるだけ余裕をもってお店へのご連絡やご相談をするようにしましょう。

 

◆食品購入時に気をつけるべき点


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普段は食べる機会の少ないお正月料理にも注意が必要です。普段、食品の原材料情報を確認する習慣をつけていない方からすると、アレルゲンとなる食材が入っているのか、入っていないのかを判別するのは、とても難しく感じます。食品の原材料情報を確認するのに慣れている方でも、見落としてしまうこともあります。

最近では、代表的なアレルゲンが使われているかどうかをパッケージに表示してくださる商品も増えてきましたが、わかりにくい原材料表示があれば詳しく調べて判断するようにしましょう。

 

◆アレルギー症状発症時の対処


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年末年始は、病院もお休みになります。また、帰省時には、かかりつけの病院に行くことができないといったことも考えられます。帰省前に、アレルギー症状を発症した際のお薬などの数は足りているか?帰省する際の荷物に入れているかなど必ず確認するようにしましょう。

特に、アレルギー症状が重篤な方は、病院で処方されているエピペンなどのお薬を忘れないようにしましょう。万が一、アレルゲンを誤食してしまいアレルギー症状を起こしてしまった場合のことを考えて、帰省先の近くに休日診療をしている病院があるかどうかなど、事前にしてべておくと安心でしょう。

 

◆帰省時に持っておくべきチェックリスト

堀向先生の投稿記事には、年末年始の帰省時に持っておくべきモノのチェックリストも掲載されております。チェックリストをご覧になっていただき、各ご家庭で他に必要なものはないか?などお話をされてみてください。

 

他にも、気をつけておきたい食品や、食物アレルギーへの誤った対処法など、とても勉強になります。是非ご一読ください。

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