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written by 岡パパ
食物アレルギーをお持ちの方にとって、外食時などで出てくるお食事にアレルゲンとなる食材があるかどうかを確認することは、とても大切なことです。もしアレルゲンを含む食材を誤食してしまった場合、アレルギー症状を発症します。アレルギー症状が重篤な方の場合は、アナフィラキシーショックなどを起こし、命の危険もありえるのです。
近年では、大手ファミリーレストランなどで、お料理に使われている食材の情報を調べることができるようになっていることもあります。こういった情報を開示してくださるお店であれば、事前に食材情報を確認して、食べてはいけない料理を判断することもできます。
しかし、全てのお店などでこのような対応ができるようになるには、まだまだ課題が多くあります。
たまたま入ったお店にてメニューを見て、「アレルゲンである○○と△△が入っていないものを選ぼう」と思っても、メニューなどに使用されている食材やアレルゲン情報が記載されていなければ確認できません。お店のスタッフの方に確認した場合にも、スタッフの方が食物アレルギーに関して、まだ詳しくない場合は、アレルゲンとなる食材の見落としがあるかもしれません。
このような状況になると、アレルゲンの誤食が怖くなり、外食することができなくなってしまいます。
「お料理にアレルゲンが含まれているかどうか、パッとわかるような機械があればイイのに・・・」
そんな風に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
今は21世紀!今までは「夢のような」と思われていた機械や技術が、日進月歩、いや!分進時歩のスピードで現実のものになっています。
(画像はイメージ)
料理中のアレルゲンを発見するデバイス開発
イスラエルの科学者チームが開発した『ハンドヘルドデバイス「allerguard」』は、料理から空気中に発散された分子を分析することによって、その料理に含まれるアレルゲンを見つけ出すことが出来るというのです。
一体どうやってアレルゲンを見つけ出すのでしょうか?
料理の上にデバイスをかざすと、デバイスに内蔵されたセンサーが空気中に含まれる分子をスキャンして、アレルゲンとなる可能性のあるものをピックアップします。この分子のデータを、インターネットを通してAI(人工知能)がさらに詳しく分析します。分子構造を明らかにして、アレルゲンであるか否かを判断するというのです。全ての過程が、遅くても60秒以内で終わり、早ければ30秒ほどで済むとのことです。
つまり、このデバイスを料理の上にかざして、1分ほど待てば、アレルゲンが含まれているかどうかがわかるというのです!
(画像はイメージ)
このデバイス自体の最終テストは済んでおり、販売に向けて準備中とのことです。
記事参照元:TECHABLEはこちらから
今までも、お料理に含まれるアレルゲンを検出するデバイスが開発されてきました。
食品中に含まれるグルテン、ピーナッツ成分を検出する製品『Nima』を紹介した記事はこちらから
こちらの製品は、実際にお料理の一部を専用のカプセルなどに入れて、検査する必要があります。専用のカプセルを購入しなければいけないという点で、やや継続・汎用性に課題があるのと、カプセルで検査していないお料理の部分にアレルゲンが隠れている可能性があるという懸念点もあります。
ところが、今回ご紹介したデバイス『ハンドヘルドデバイス「allerguard」』は、専用のカプセルなどを必要としないどころか、お料理にかざすだけで、お料理に含まれるアレルゲンの検出が出来るというのです。
本当に夢のような機械!
ただ、まだ情報として未確認な点も多く、どこまで信頼性があるものなのか、わかっていない部分もあります。
・アレルゲンとして検出される食材の種類は?
・一度に何種類ものアレルゲンを検出できるのか?
・お料理の状態(固形、液体、熱いもの、冷えているもの、常温のもの等)で検出品質に差は無いのか?
・店内の他のテーブルなどのお料理のアレルゲンまで検出してしまうということは無いのか?
などなど。実際のお料理となると、他にも色々な条件などが想定されるでしょう。
今回開発されたデバイス『ハンドヘルドデバイス「allerguard」』が、一体どこまでアレルゲン検出に対して成果を上げていくことができるのか?高精度で汎用的に使えることがわかった際には、食物アレルギーをお持ちの方にとっては命を助けるデバイスとなりえます。
『ハンドヘルドデバイス「allerguard」』の結果に期待しています。
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