新型コロナウィルスの感染拡大防止のための緊急事態宣言が解除されましたが、もうしばらくは外出や大人数での外食などの自粛は続くでしょう。
コロナウィルスの感染が落ち着き、安心して外に出て楽しめる日が一日も早く来てほしいですね。
コロナウィルスが落ち着いて、外出・外食を気兼ねなくできるようになった時、食物アレルギーを持つ方が外食を楽しめるようになるツールが新たに誕生しているかもしれません!
<目次 Contents>
食物アレルギーを持つ中学生が発案した外食を楽しむ為の新ツール
(画像はイメージ)
食物アレルギーを持つ当事者の悩み
東京の学校に通う藤本さん(中学2年生)は、卵と乳製品に重い食物アレルギーがあり、触れただけでもアレルギー症状を発症するため、外出先ではアレルゲンを口にしないことはもちろん、触れないように気を付けていらっしゃいます。
藤本さんは、外出先では食品の持込が可能な行きつけお店でなければ、なかなか食事をすることもできず、場合によっては自分だけ食事をせずにガマンすることもあるとのことです。
『SDGs』の出会い・起業ゼミで発案したテーマと新しいツール
藤本さんは学校の授業にて、国連が掲げる「SDGs(持続可能な開発目標)」に関して学ぶ機会がありました。その中の「誰一人取り残さない」という目標が大変心に響他とのことです。そして、起業ゼミのプログラムにて「アレルギーの人でも外食を楽しめるようにする」というテーマを思いつきました。
そのテーマを基に、藤本さんは食物アレルギー当事者と飲食店との懸け橋となる「ウェルカムステッカー」や「フラッグ」を考案しました。
ウェルカムステッカー
(画像は記事参照元より)
ウェルカムステッカーとは、アレルギー対応のメニューがなくても「持ち込み可能!」「対応できるかも!相談してね!」といったメッセージを選べるようにして飲食店の店頭に貼ってもらうことができるようにしています。
食物アレルギーを持つ当事者やご家族の方へのアンケートでは、「ステッカーがあればお店に入りたい」と答えた人が9割にも上がりました。併せて、メニューのQRコードを読み取ると、食材のアレルゲンが表示される仕組みも考えています。
フラッグ
(画像は記事参照元より)
フラッグとは、食品の持ち込みをしやすいようにするためのツールで、テーブルに置けば、アレルギー対応で持ち込んでいることがわかり、お店の人も対応しやすくなります。
さらに先の展望も!
食物アレルギー当事者が飲食店のお店選びの参考になるようにと、食物アレルギーへの配慮や協力をしてくれる店舗、メニューのアレルゲン情報をまとめたサイトも作る予定とのことです。
こうすることで、食物アレルギー当事者は新しい店に行く楽しみができ、飲食店側にとっては新規の客が増えるというWin-Winのメリットがあります。
(画像はイメージ)
既にいくつかの店の協力を取り付けているというので、近い将来には実際に飲食店などで目にすることになりそうですね。
藤本さんは「アレルギーがある人もみんなと外食を楽しみたい。外食への壁をなくすために、ぜひたくさんのお店に協力してもらいたい」とお話されています。
記事参照元:朝日新聞DIGITALはこちらから
食物アレルギーを持つ方は、外食などの場面で「食物アレルギーがあるからしょうがない・・・」とガマンすることや諦めることが多いと思います。
藤本さんも同じように悩み、ガマンしていましたが、学校や起業ゼミでの出会いにより、ご自身の体験を通して、素晴らしいテーマ・ツールを発案してくださいました。
このテーマを思いつき、食物アレルギー当事者やご家族、そして飲食店の方々へアンケートを取り、ツールを発案、飲食店側へ提案していくという行動力に驚きです!
食物アレルギーを持つ方やそのご家族の方が、飲食店の方とアレルギーへの対応や食品の持込について問い合わせをするのは、心理的なハードルが高く、やる前から諦めてしまう方も多いかと思います。ですが、こういった「持込可能!」や「相談してね!」といった表示があるだけで、そのハードルが無くなり、コミュニケーションが取りやすくなります。
実際に「ウェルカムステッカー」や「フラッグ」を採用される飲食店さんがわかったら、私達も是非お店に行ってみたいです。
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