1年遅れで開催されたオリンピック東京2020。
コロナ禍という大変な状況の中ではありますが、世界中から選手の方々が日本に来てくださっています。
選手の方々が試合に臨むうえで、自身の状態をベストコンディションに持っていけるようにするには、毎日の体調管理はもちろん、試合に向けたトレーニング、リラックス法などなど様々なものがあると思います。その中でもお食事はとても大切なものでしょう。
(画像は東京2020大会食事提供に関するページより)
スポーツ選手はパフォーマンスを維持するために、摂取する食事の栄養価やカロリーなどに大変気を付けていらっしゃるとお聞きします。また世界中から選手の方々が集まるオリンピックでは、様々な国や宗教の食習慣に対応するだけでなく、人によっては特定の食事の制限の必要もあるかもしれません。
開催国としては、そういった方々のお食事事情にも対応できるようにし、選手の方々のべストコンディションへのサポートをしていきたいところでしょう。
オリンピックに出場されている選手の方が、実際の選手村のレストランの様子を撮影し、SNSで公開され注目されています。
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こちらの動画は、アルゼンチンのバスケットボール選手フランシスコ・カファロさんが撮影されたものです。
動画にて、代表的な地域別料理コーナーや日本食コーナー、そしてグルテンフリーコーナー、ベジタリアンコーナーといったものを見ることができます。
メインダイニングでは、24時間いつでもお食事をとることができ、様々な食習慣に合わせて700を超えるメニューが用意されているとのことです。
東京オリンピック組織委員会が計画している飲食の提供に係る基本戦略の中でも、『多様性への配慮』として、
・菜食主義をはじめとした食習慣や宗教上の食に配慮した多様なメニューを用意する。また、アレルギー(グルテンフリー等)に対応したメニューも取りそろえる。
・提供するメニューの栄養成分や食材の情報(アレルゲン含有等)は、選手がコンディションを良好に維持、整えるために必要な情報である。選手の選択に資するよう、これらの情報については各国・地域オリンピック委員会等を通じて選手に事前に提供するとともに、食事提供場所では各メニューに分かりやすく、見やすく表示し、その他 ICT 技術も活用し、情報提供を徹底する。
・選手は誰でも必要な栄養成分や食材の情報(アレルゲン含有等)に容易にアクセスし、専門職から栄養指導を受けられるよう、選手村メインダイニングに栄養ヘルプデスクを設置し、専門的な見地から選手のサポートを行う。
といった方針を取り決めています。
東京2020大会における飲食提供に係る基本戦略はこちらから
オリンピック選手の方の中にも、グルテン不耐性や食物アレルギーをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そういった方々も、安心してお食事をとっていただき、ご自身のコンディションを整えて、ベストな状態で試合に臨んでいただきたいですね。
そして、今回のオリンピック選手村における食事提供での経験(アレルギーへの対応、食材の情報表示等)を、ぜひ日本国内の飲食店の皆様へ広く展開していただけるようになってくれると嬉しいです。
ちなみに、海外からいらっしゃっている選手の方々に大人気のメニューの1つが『餃子』なんだそうです。
「世界で一番おいしい!」と大絶賛してくださっている選手の方もいるとか。
その『餃子』。実は、日本のスーパーでお馴染みの味の素さんの『冷凍餃子』なんだそうです。
確かに美味しいですよね!
もしかしたら、グルテンフリーの餃子も用意されていたりするんでしょうか?気になりますね!
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