(画像はイメージ)

娘の5年生生活終了とともに、給食作りの日々も春休みでいったんお休みとなります。

この1年、食べられるようになったアレルゲンは卵、小麦、大豆のうち<卵0g、小麦0g、納豆6粒>と遅々とした歩みでしたが、それでも何も挑戦しなかったわけではないので、まずは娘におつかれさまでしたと言いたいです。

娘も、最近は「小麦とか卵が食べられるようになったらクレープが食べたい」「ラーメン屋に行きたい」など、食べたいものを自分から言う機会が増えてきました。

私たち家族も、朝夕の食事についてはそろえることが多いですが、家族のおやつ、家族の一部食事については娘に遠慮することはせず、家族各々好きなものを食べる生活にしています。

え、合わせなくていいの?一人だけかわいそうじゃない?という声もたまにママ友から言われることはあります。

私たち夫婦は娘の食事に幼い時から合わせてきたので基本の食事スタイルは娘に近いということもあるのですが、家族も娘をかわいそうな存在と見るのではなく、娘の食事を一人の人間の食事として見ることを大切にしています。

世の中には、病気や体調、宗教など色々な理由で「この食品は食べられない」という人たちがいるように、娘にもアレルギーがあるからという理由があります。

それはかわいそうでも何でもなくて、色々な背景や文化、持病があるのは人として当たり前のことであり、それがたまたま食生活の制限に娘の場合は直結しているだけで、他のことは何でもできますけどそれがなにか?(笑)というくらい、娘には堂々と生きてもらいたいと思っています。

一人だけ違う献立を食べることが、よくないことだと岡ママは思っていません。

親が「あなたはこれでいい」「あなたのままでいい」「かわいそうじゃないし、わるいことじゃない」そう思っているだけで、子どもはあぁそうなのね確かに自分はこれが美味しいと思って食べられてるしね、と楽に生きられるようになります。

今のままでもいいんだと自信と安心を持っていきられるようになります。

そして、他の家族や友だちの食事を見た時、「あれって何か美味しそうだな」「きれいな食べ物だな、食べてみたいな」「アレルギーがあって今は食べられないけどいつかあれを食べられるようになりたいな」そう自分で思ってくれるようになったら素敵だなと思います。

【自分で食べたい、食べられるようになりたいと思って治療や試験に臨むことが最も大事】

娘の主治医にいつも口を酸っぱくして言われる言葉です。

本人が食べたくないものを口に入れても治療は思うような成果が出ないんだそうです。

それほどまでに学童期の食物アレルギーへの寛解には本人のメンタルが作用します。

完全お弁当に娘は4年生からなりましたが、一人だけ食事内容が全く違っても気にしなくなり、友だちも何も気にしなくなりました。

むしろ覗きに来て麺や茶飯を大量にお弁当に入れた日には、いいな~と言ってもらえ、アレルギーという言葉も日常化し、『パン、麺、卵小麦大豆入りの献立は娘は触ってはいけない』など娘のクラスの友達は瞬時に把握してくれるようになっています。

私たち家族の意識だけではなく、アレルギーがあることがかわいそうなのではないことは、娘自身と友だちと先生たちがこの数年をかけて証明してくれました。

私たち家族はどれほど学校に感謝してよいか、わからないほどです。

一人だけ違うことはかわいそうなことじゃない。

アレルギーがあることはハンディではない。

あなたはあなたのままでいい。

食べたいものが出てきたら、その時は私たち家族があなたを支える。

この気持ちを忘れず、来年度、岡夫婦は娘の最後の小学校生活とお弁当生活を迎えたいと思います。

来年度もお弁当作りの記録を載せていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

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