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written by 岡パパ

 

食物アレルギーは、いつ、どのような時にアレルゲンを誤食して
アレルギー症状を発症するかわかりません。

また、重度のアレルギー症状が発症した場合、
早急な治療対応が必要ですが、医療機関に行くまでの間に呼吸器障害等を併発し
命の危険に繋がる可能性があります。

 

医療機関に搬送されるまでの間、一刻を争うような状態のときに、
このような重度のアレルギー症状を抑えてくれるのがエピペンです。

私達の娘もエピペンを処方されています。


(写真は娘用に処方されたエピペン)

2018年現在、エピペンは米国の製薬会社マイランが製造しています。
2016年8月に、マイランではエピペンの価格をそれ以前の価格の5倍(約6万円!)
に引き上げる対応を取った為、大きな注目を集めていました。

 

食物アレルギー症状が重い方にとっては命を繋ぐ大変必要な薬です。
エピペンは1年に1回は交換する必要がある為、
重い食物アレルギーをお持ちの方は毎年処方してもらわなければいけません。

また、重度なアレルギー症状を発症した際は、すぐにエピペンを使用します。
その後、再び処方してもらわなければいけません。(1回使い切り)

 

医療保険に加入されている方が少ない米国では、
エピペンの価格が大きく上がった為、

生活への負担が大きく、エピペンを購入することのできない
患者さんもいらっしゃるようです。

 

このような状況を打破してくれるニュースがありました。

製薬会社Teva Pharmaceuticalが開発したジェネリック版のエピペンと自動注射器
アメリカ食品医薬品局(FDA)により初めて承認されました。

これにより、大変高い価格になっていたエピペンが、
ジェネリック版を選択することにより低価格で処方してもらうことが期待されます。

 

FDA長官のスコット・ゴットリーブ氏は、
「重度のアレルギーを持ち、何度もエピペンを処方しなければならない人に対して、
 薬品を安定供給することはもちろん、低価格のオプションを選択できるように
 することが重要です」とお話されています。

今回の承認は、エピペンの価格高騰に対する対応であり、
一般的な医薬品よりも挑戦的な承認だったとのことです。

 

食物アレルギーだけでなく、様々な病気などにより
特定の医薬品を手放すことができない方は多くいらっしゃいます。

命の危険にさらされる病気症状を抑えるために、
様々な研究を積み重ねて出来上がった薬は、
大変価値があるものだと思います。

しかし、その薬が「価格が高いから入手できない」といった理由で、
病状を悪化させたり、場合によっては命を落としてしまうのは、
とてもやりきれない思いがあります。

 

今回のジェネリック版のエピペンが承認されたことは、
患者さんご本人だけでなく、そのご家族の方々にとっても
胸を撫で下ろすことになったと思います。

 

記事参照元:Gigazineの記事はこちらから