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written by 岡パパ

 

ロッテで製造・販売されているチョコレートから、
基準値を超える乳成分が検出されたとして、自主回収がされています。

対象の商品は以下の2つです。

・ポリフェノールショコラ〈カカオ70%〉


(画像はロッテ公式HPのお知らせより)

・乳酸菌ショコラ カカオ70

(画像はロッテ公式HPのお知らせより)

 

それぞれの商品の原材料情報を確認すると、
原材料として乳性分は使用されていません。

 

ポリフェノールショコラ<カカオ70%>

<原材料情報>
カカオマス、砂糖、ココアバター、ココアパウダー、植物油脂
/ヘスペリジン、香料、乳化剤(大豆由来)

アレルゲン情報:大豆

 

乳酸菌ショコラ カカオ70

<原材料情報>
カカオマス、砂糖、ココアバター、ココアパウダー、植物油脂、乳酸菌末
/香料、乳化剤、(一部に大豆・ゼラチンを含む)

アレルゲン情報:大豆、ゼラチン

 

それぞれの商品には、
工場で乳成分を含む商品と同じラインで製造している旨が
明記されています。

しかし、2018年11月以降に、これらの商品を食べた消費者から
「乳アレルギーの症状が出た」といった連絡が7件あったとのことです。

2019年4月に、定期的な自主検査を行った結果、
乳成分が基準値を超えて検出されました。

乳成分が基準値を超えた原因は、
ラインの洗浄作業が不十分だったこととの見解です。

この結果から、ロッテは該当商品約40万個を自主回収しました。

なお、2018年末にアレルギー症状発症の報告を受けてから、
自主検査・そして自主回収までに時間がかかったのは、
「社内連絡に不備があった為」とのことです。

 

ロッテの公式発表でも、本自主回収に至った経緯と、
乳に食物アレルギーを持つ方に対して、該当商品を食べないように
お願いをするお知らせがされています。

対象となる商品の賞味期限期間や、商品をご購入された方々からの
お問合せなど、詳細はロッテからの公式発表でご確認ください。

ロッテの公式発表はこちらから

 

食物アレルギーをお持ちの方は、
普段から商品の原材料情報を確認する必要があります。

コンタミレベルではアレルギー症状を発症しない方であれば、
原材料情報内に、ご自身のアレルゲンが記載されていなければ、
「食べられるものが増えた!」
と喜んで購入してしまうこともあるでしょう。

喜んで購入してみて、いざ食べみたところ、
アレルギー症状を発症してしまったとしたら、
本当に悲しいことです。

 

チョコレートに詳しい方のお話では、
チョコレートという食品は、油分が多いため、
洗浄をしても(乳などの)成分が残ってしまう懸念があるとのことです。

 

確かに、チョコレートだから故に、製品製造前に洗浄をしても
成分が残ってしまうこともあるかもしれません。

そういったリスクを回避する為にも、
今後は出来るだけ定期的な成分検査などを実施していただきたいです。

そして、商品を食べた方から「アレルギー症状が出た」という連絡があった場合には、
社内の連絡・連携を密に取り、原因究明と早急な情報発信をしていただくよう、
お願いしたいです。