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written by 岡パパ
1月も終わりに近づいてきました。街中のお店では、2月14日の『バレンタインデー』に向けて、美味しそうなチョコレート菓子や製菓材料などを多く目にするようになりました。
最近では、乳製品不使用で食物アレルギーに配慮されたチョコレートを購入することもできるようになり、とても嬉しいです。
乳不使用チョコレートまとめ2020の記事はこちらから
ただ、前々から岡パパは思っていました。
「乳製品不使用のホワイトチョコレートって、なかなかお目にかからないなぁ」
カカオバターと脱脂粉乳、砂糖を使って作る、甘くクリーミーな味が特徴のホワイトチョコレート。岡パパが調べる限りでは、『乳製品不使用のホワイトチョコレート』というのは、なかなか購入できる機会が無さそうです。
無いのなら 作ってみよう 岡夫婦
ということで、乳製品を使わずにホワイトチョコレートを作ってみました。今回は、アカチャンホンポで購入することができたあの商品を使いました。
乳不使用ホワイトチョコレートの作り方
特定原材料7品目不使用
今回も作り方を動画にしてみました。ご覧ください。
<材料>
・カカオバター 50g(富澤商店『ブール・ド・カカオ』)
・粉糖 25g
・ボンラクト 20g
※アレルゲン:大豆
<Ingredient>
・Cocoa butter 50g
・Powdered sugar 25g
・BONLACT 20g
<作り方>
①:粉糖とボンラクトを良く混ぜる。
②:カカオバターを湯煎で溶かし、70℃以上まで温度を上げる。
③:溶けたカカオバターが70℃を下回らないうちに、①を入れ良く混ぜて溶かす。
④:テンパリングStep1 ③の温度を46~48℃にする。
⑤:テンパリングStep2 ④の温度を25~26℃まで下げる。
⑥:テンパリングStep3 ⑤の温度を28~29℃まで上げる。
⑦:お好みの型に入れて、冷蔵庫で冷やして固まったら出来上がり!
<ポイント>
1.ボンラクトは70℃以上で溶けるので、作り方②でカカオバターを70℃以上にしてからボンラクトと粉糖を入れて混ぜないと、粉が溶けずダマになったり、ザラついた食感になります。岡ママは、作り方②で、カカオバターを75~78℃くらいまで上げました。
2.チョコレートのテンパリング(温度管理)はとても大切です。温度管理がうまくいかないと上手に固まらなかったりします。
今回、アカチャンホンポで購入した、大豆たんぱくで作られた育児用粉乳『ボンラクト』を使うことで、乳製品を使用せずにホワイトチョコレートを作りました。
ボンラクトは、乳児期に乳製品にアレルギーがある方向けに乳成分不使用で作られています。
(アカチャンホンポのお店にて商品のお取扱いがあるかどうかについては事前にお電話などでご確認ください)
実は、岡パパが乳児の頃は、このボンラクトを飲んでいたそうです。
ボンラクトの商品情報、アレルゲン情報はこちらから
そして、カカオバターは様々な製菓材料などがそろう富澤商店で購入しました。こちらは純粋なカカオバターなので、乳製品は不使用です。
※コンタミに関する情報※
本品製造工場では小麦・乳・卵・そば・落花生・えび・かにを含む製品を製造しています。アレルギー症状が重篤な方におかれましては、主治医のお医者さんと良くご相談された上で、ご購入等ご検討下さい。
さて、出来上がったホワイトチョコレートがこちら!
見た目は、表面が少し白っぽい箇所はあるものの、乳製品使用のホワイトチョコレートと、そこまで大きな違いはないように思います。香りは、ほんのりカカオの香りがする位でしょうか?市販されているような強い『ホワイトチョコレート臭(?)』はしません。
では食べてみましょう。
噛んだ感じはチョコレートそのもの!口溶けも良く、チョコレートとしては良い出来上がりだと思います。手作りで、溶かしたカカオバターに粉物(=ボンラクト、粉糖)を加えて作るチョコレートということで、市販されているチョコレートに比べると、どうしても多少のザラツキ感は残ってしまうものの、許容の範囲かなと思います。
味は、ボンラクトの優しいミルキーな味わいとカカオバターの香りを味わうことができ、乳不使用で手作りしたホワイトチョコレートとしては上出来かと思います。市販のホワイトチョコレートは甘さが強めな商品が多いと感じますが、このレシピで作るホワイトチョコレートは、後を引かない程度のスッキリした甘さに仕上がりました。
もし「もう少し甘味やミルキー感を加えたい!」ということであれば、粉糖やボンラクトを加えても良いかもしれませんが、食べた時のザラツキ感とのバランスが難しいところかもしれません。
ちょっと課題も残っているものの、『カカオバターから作る乳製品不使用ホワイトチョコレート』に初めて挑戦した割には上手くできたと思います。
これなら、アイシングなどの飾りつけだけでなく、乳不使用チョコと乳不使用ホワイトチョコを合わせて白黒にしてみるなど、オシャレなアレンジもできそうです。
今年のバレンタインはちょっと変わったものを作ってみようかな?とお考えの方は、ぜひお試しください。