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written by 岡パパ

 

私達の長女には卵や小麦といった食材に食物アレルギーがあります。

専門医のお医者さんのご指導の下、
少しずつですがアレルゲンを摂取する練習をしています。(※)

※娘のアレルゲンの摂取については、
アレルギー専門医の方による診察・診断によって行われております。
個人の判断で勝手にアレルゲンを摂取するのは大変危険ですので、
決して行わないでください。

 

卵の摂取練習については、良く焼いた目玉焼きを1日1個食べていました。

今年に入り、娘の目玉焼きを食べる様子が変わってきました。

「わたし、目玉焼き、食べたくない」

なんでも、『白身』の部分の味や食感が嫌なのだそうです。
もちろん、娘は「卵を食べる練習」をしていることを理解しています。
しかし、日に日にその抵抗感が強くなってきました

これは、もしかしたら本能的に、アレルゲンを摂取していることへの抵抗感なのかもしれない。

そのような懸念は思い浮かんだものの、アレルゲン摂取の練習は続けていきたいと考え、
どうすれば娘が食べやすくなるのかを色々と試してみました。

 

まず試したのは、目玉焼きにケチャップなどで味付けを変えること
最初は味に変化があったので食べ始めたのですが、
数日で再び食べる抵抗感が強くなりました。

 

白身の味や食感が苦手なのなら、卵焼きにすれば良いのでは?と考え、
岡ママが厚焼き卵を作ってくれました。
娘も厚焼き卵にケチャップをかけるなどして食べていました。

しかし、ここで問題が発生しました。
厚焼き卵にしたことで、十分に加熱されていない部分があったらしく、
食べた後に「くちがかゆい」「ノドがかゆい」という
アレルギー症状が出てしまいました。

 

このままでは、娘は本格的に卵に対して抵抗感、恐怖感をもってしまうと考え、
娘が食べやすい調理法を模索しました。

そして行きついたのがこちら。

岡パパによる『くるくる卵焼き(仮称)』です。

 

まず、卵を良くかき混ぜ、白身の食感が残らないようにします。

少量のお醤油や砂糖を加えて、味を食べやすくし、
フライパン一面に大きな卵焼きを作って、全ての面に十分に火を通します。

娘のリクエストで、卵焼きにスライスチーズ(※)を乗せます。

※使用しているのは、乳由来のスライスチーズです。
娘は乳に対してアレルギーは無いので、乳製品を食べることが出来ます。

 

くるくると巻いて、卵焼きの完成です。

これなら白身の食感や味を感じさせずに食べることができます。
さらに、加熱が行き届いていないということも防ぐことができます。
また、味付けやトッピングも色んなバリエーションを作れます。

娘は、こちらの卵焼きは気に入ってくれたようで、
卵を食べる練習を再開することができました。

毎日、岡ママにこの卵焼きを作ってもらうのは大変なので、
この卵焼き作りは岡パパの担当になりました。

 

食物アレルギーをお持ちの方にとって、
アレルゲンを食べるということは大変な恐怖をともなうこともあります。
重度なアレルギー症状を起こした方なら、なおさらでしょう。

「味付けを変える」
「何かに混ぜる」
「調理方法を変える」
などの工夫により、その恐怖感、抵抗感を少しでもやわらげる事ができればと思い、
アレルゲン摂取の練習を娘と一緒に一歩一歩進めています。