食物アレルギーを持つ方は、食品を購入する前に原材料情報にて自分のアレルゲンが入っていないかどうかを確認します。
もしアレルゲンが含まれていれば、アレルゲンを摂取してしまい、アレルギー症状を引き起こします。場合によっては重篤なアレルギー症状に繋がる場合もあります。
しかし、時々「〇〇商品の原材料情報、アレルゲン情報に誤りがあり、商品の回収をしております」といったニュースが出てくるたび、「この商品は大丈夫かな?」と不安な気持ちになります。
そんな不安な気持ちが最悪のカタチになってしまった事故が起こりました。
米コネティカット州にて、1月11日に重度のピーナッツアレルギーを持つ女性ダンサーが、ピーナッツ成分が入ったクッキーを誤食して亡くなられました。25歳でした。
(画像はイメージ)
亡くなられたのは、ダンサーとしての夢をかなえる為に英国から渡米されたオーラ・バクセンデールさん。
スーパーでクッキーを購入して食べた直後に、激しいアナフィラキシーショックを起こしました。
当然、オーラさんはいつものように商品パッケージにててアレルゲンが含まれているかどうかを確認していたハズです。
しかし、該当のクッキーの食品ラベルのアレルギー表示には、ピーナッツが表示されていませんでした。
直ぐにエピペンを打ちましたが、残念ながらお亡くなりになられました。
(画像はイメージ)
遺族の代理人は弁護人の公式サイトを通じて悲嘆にくれる遺族の気持ちを表明しています。
「オーラの死は家族、友人だけでなくアーティスト界においても大きな損失です」と悼んでいます。
オーラさんは普段からエピペンを持ち歩き、口に入れるものには人一倍注意をしていました。また、周囲の方々にもエピペンの使用法を含め自身のアレルギーを伝えていたそうです。
実際に今回の事故でもエピペンは使用されましたが症状が重く残念ながら助かりませんでした。
現在、コネティカット州消費者保護局(DCP)と、同州公衆衛生局(DPH)が事件を調査していますが、販売店者側と製造者側で対立する主張をしているとのことです。
オーラさんのインスタグラムには、生前のオーラさんがスマホで自撮りしている写真があります。
そのスマホケースには『FUCK OFF PEANUT BUTTER(ピーナツバターなんか消えちまえ)』というメッセージが書かれています。
(写真はオーラさんのインスタグラムより)
ピーナッツに重い食物アレルギーを持っていたからこそのメッセージであり、この事故が起こってしまったことで大変重い言葉となっています。
このニュースを知り、オーラさんのインスタグラムを拝見しました。
そこには、ダンサーとしての厳しいレッスンの様子や華々しくご活躍されている様子が映されていました。米国でキャリアを積み重ね続けていけば、素晴らしいダンサーとして世界中でご活躍されたかもしれません。残念でなりません。
このような事故を二度と起こさないように、今回の販売者・製造者の原因究明を進めるとともに、日本も含めた製造・販売会社の方々には、今一度間違いが起こらないようにしていただきたいです。
リンク:日刊ゲンダイ「アナフィラキシーショックで亡くなった英女性ダンサーの“生前メッセージ”」
リンク:Yahooニュース「25歳のダンサーがアナフィラキシーショックで急死」
リンク:orla baxendaleさんのInstagramアカウント
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