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written by 岡パパ

 

2011年3月11日に起こった東日本大震災から、今日で丸9年になります。

この時期にはお勤め先の会社でも避難訓練などを実施されるところもあるかと思います。(もしかしたら、昨今のコロナウィルス予防の観点から実施されない場合もあるかもしれませんが・・・)

首都直下型地震の発生確率は、30年以内に70%以上とも言われており、マグニチュード7以上の首都直下型の大きな地震が起きた場合には、首都圏で19万5400戸の家屋が全壊するほか、斜面を支えるコンクリートや石壁が崩れるなど、宅地での被害が約36万箇所で起きる可能性があると言われています。(国土交通省の推計による)

2011年以降も毎年のように、日本各地で大きな自然災害が起きています。地震だけでなく、大型台風による水害被害などなど、自然災害はいつどこで起きるかわかりません。

ぜひ、この時期にはご家族皆さんで「こんな時にはどうする?」といったことを話しあっていただき、避難所や連絡手段の確認などをされてみてください。

 

地震や津波、台風や大雨等による河川の氾濫などなど、様々な自然災害が発生し、今お住まいの家が倒壊した、もしくは倒壊する恐れがある場合は、避難所へ避難しなくてはいけません。

食物アレルギーをお持ちの方や、食べ物に何か制限のある方は、避難所で支給されるお食事に注意をしなければいけません。一般的には、食物アレルギーなど食べ物に何か制限をお持ちの方は、最低でも1週間分の非常食を備蓄しておくことが推奨されています。


(画像はイメージ)

最近では、食物アレルギーに配慮した非常食なども販売されており、購入されていらっしゃるご家庭も増えてきたかと思います。

しかし、

・避難所での生活が1週間以上続いた場合はどうでしょう?

・避難するのに精一杯で、用意していた防災備蓄食料を持ち出すことができなかった場合はどうでしょう?

・各ご家庭で用意していた備蓄食料が底をついてしまったら?

そんな時は、避難先などで配給される非常食や炊き出しを活用することになるでしょう。

 

多くの避難所にて、避難所で作られた炊き出しのお料理に、何のアレルゲンが使用されているかがわからず、アレルゲンを誤食してしまいアレルギー症状を発症してしまったり、「アレルゲンが入っているかもしれない」と懸念して食べることができなかったといったお話をお聞きしました。

『使用している食材の情報を提示する』

この情報があるだけで、食物アレルギーをお持ちの方は、アレルゲンの誤食を防ぎ、安全に食事をとれる可能性が高くなります。

 

陸上自衛隊では、19年8月から、被災地の避難所で提供される炊き出しの食事に、原材料や調味料などの表示を始めました


(画像はイメージ)

防衛省によると、この取組みは、2019年8月に九州北部を襲った集中豪雨の被災地での炊き出しなどの「給食支援」から始められました。関東や東北に大きな被害を出した2019年10月の台風19号などによる大雨では、長野市、茨城県常陸大宮市、福島県いわき市、宮城県角田市の計5カ所で実施されたとのことです。

自衛隊員の方々が調理したお食事をお弁当として配る際には、お弁当箱に食材名とアレルギー特定原材料7品目が入っていないことが分かる表示を貼り付けてくださいました。また、被災地区の小学校で豚汁などの汁物を調理した際には、汁物を配る場所に、食材や調味料を手書きした紙を張り出してくださいました。

記事参照元:東京新聞はこちらから

 

被災地での救護活動だけでなく、炊き出しなどの調理をしてくださる上に、食物アレルギーへの配慮も取り入れてくださり、本当にありがたいと思います。この取組みが、地域の防災訓練などで行われる炊き出しにおいても、取り入れていただけるようになれば嬉しいです。