2011年3月11日に起こった東日本大震災から、今日で丸11年になります。


(写真は被災後の石巻の様子)

この時期にはお勤め先の会社でも避難訓練などを実施されるところもあるかと思います。(もしかしたら、昨今のコロナウィルス予防の観点から実施されない場合もあるかもしれませんが・・・)

首都直下型地震の発生確率は、30年以内に70%以上とも言われており、マグニチュード7以上の首都直下型の大きな地震が起きた場合には、首都圏で19万5400戸の家屋が全壊するほか、斜面を支えるコンクリートや石壁が崩れるなど、宅地での被害が約36万箇所で起きる可能性があると言われています。(国土交通省の推計による)

日本の家屋は木造家屋が多く、大規模地震後に懸念されるのは、家屋の倒壊だけでなく、火災による被害も考えておかなければなりません。仮に東京でマグニチュード7以上の大きな地震が起きた場合には、最悪の場合、死者は2万3000人にもなると試算されており、うち7割が火災によるものと国は想定しています。

2011年以降も毎年のように、日本各地で大きな自然災害が起きています。特に昨年は関東地方でも大きな地震が短期間に多く起きました。地震だけでなく、大型台風による水害被害などなど、自然災害はいつどこで起きるかわかりません。

ぜひ、この時期にはご家族皆さんで「こんな時にはどうする?」といったことを話しあっていただき、避難所や連絡手段の確認などをされてみてください。

 


(写真は被災後の石巻の様子)

11年前の東日本大震災で被災された方々の中には、食物アレルギーをお持ちの方もいらっしゃいました。

大規模な災害を受けて避難してきた方々に対し、食物アレルギーへの配慮・対応をするということが行き届いていない部分がありました。

中には食物アレルギーへの無理解もあり、避難所等で食料を配給される際にトラブルもあったとのことでした。

食物アレルギーを持つお子様の保護者の方が、アレルゲンを含まない食料を手に入れることが出来ず「(アレルゲンを含むものなら)食料があるのに、この子が食べられるものがない・・・食べないで死ぬか、食べさせて死ぬか・・・」と、極限とも言える状況だったとお聞きしております。

 

当時『いわてアレルギーの会』さんが被災地にアレルギー対応の支援物資を届ける活動をされたお話がYahooニュースにて掲載されていましたので、ご紹介します。

Yahooニュース「震災で苦しんだアレルギーの子と母たちの戦い」の記事はこちらから

 

岡パパがこの記事の中で目に留まったのが、

・アレルギー対応の支援物資が他の支援物資の山に埋もれていて、必要な人に届かない

・自ら「助けて」と声をあげることができない

という箇所でした。

大規模災害が起きた際には、全国から様々な支援物資が送られてきますが、その多種多様な支援物資を必要な人に適切に届けるのは大変な作業になります。「誰がどんなものを必要としているのか?」「支援物資の中で(必要なモノが)届いているか?」といったことを管理しなければいけません。これには避難所運営スタッフやボランティアの方々だけでなく、被災されていらっしゃる方々も自ら情報を上げていくなどの協力が必要となってくるかと思います。

また、すぐにてもアレルギー対応の支援物資が欲しいのに、我慢してしまったり、声をあげることができなかったために、必要な物資を目の前にして手に入れることが出来なかいということも考えられます。

『いわてアレルギーの会』さんでは、避難所などで「アレルギーの方いませんか?」といった声かけをすることで、できるだけ多くのアレルギー患者の方々に支援物資が届くように工夫されたとのことでした。

支援していただく方のお力をお借りするばかりでなく、私達自身も「アレルギーがあります」といったカードを持つなどして、周りの方々にも知っていただけるようにすると良いかと思います。

Yahooニュース「震災で苦しんだアレルギーの子と母たちの戦い」の記事はこちらから

 

ご自宅に備蓄している非常食などのストックは十分か?賞味期限は切れていないか?備蓄している品は現在のお子様の状況に合っているものか?避難所までの経路は確認できているか?電話などが通じないときの連絡手段は確認できているか?などなど、1つ1つ確認していくには、なかなか重い腰が上がらないかもしれませんが、「あの時確認しておけば良かった」と後悔しない為にも、少しずつできることから取り組んでいっていただければと思います。

 

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