昨年末から、娘の食物アレルギーに関する治療を診ていただく病院を変えることとなりました。
(画像はイメージ)
大きな理由は、娘の食物アレルギー食材である『大豆』の治療です。
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昨年まで行っていた病院でも、小麦、卵、乳製品などについては専門医監修のもとでの治療は行われていましたが、『大豆』については治療を進めていくことが難しい状況でした。
昨今では、小麦、卵、乳といったアレルゲンの代替食材や調理法が広まってきたことで、これら代表的なアレルゲンを代替、または除去した食品を購入したり、お店で食べることができるようになってきました。
娘は、小麦、卵、大豆製品、他にも生の果物類等に食物アレルギーを持っています。
特定原材料8品目が使用されていない新商品などが出ても、代替食材に『大豆製品』が使われているために食べることができないということが多々ありました。
『大豆製品』は、日本の食生活に密接に関わっている食材である上に、卵や乳製品の代替に『大豆製品(豆乳等)』が使われることが多々あります。
今後の娘の食生活の選択肢の幅を広げるためにも、できるだけ早いうちに治療を進められないか?ということで、『大豆』も含めて食物アレルギー治療をしていただく病院に行くことにしました。
新しい病院でも、大豆だけでなく卵や小麦に関する食物アレルギー症状の診断・治療はしていただけるので良かったです。
さて、今までは医師監修のもと、アレルゲンとなる食材に慣れさせるために、1日に1回、1種、少量ずつアレルゲンとなる食材を食べる練習をしてきました。
(※アレルギー専門医監修の下で行われる治療となります。医師の診断無く勝手に行うと大変危険ですのでご注意ください。)
今日は、卵の卵黄を〇g、明日は納豆を〇粒・・・といった具合でした。
新しいお医者さんの見立てでは、娘は卵・小麦を同時摂取しても大丈夫だろうということで、今までにはなかった複合アレルゲン摂取をし始めました。
具体的には、卵と小麦が両方含まれた食品を食べるということです。
「もしアレルギー反応が出てしまったら、どちらの食材(卵?小麦?)に反応したのかわからないのでは?」
と心配にもなりましたが、娘も前向きな気持ちで取り組んでくれるようになったので、やってみることにしました。
新しい病院のお医者さんから「手作りしたりするのではなく、なるべく市販のものでやってみてください」と助言されました。
これには、2つの意味があります。
1つ目は、手作りの場合、量や温度の管理をし続けていくことが難しいということです。
2つ目は、毎日のように手作りをしていくと、いつかはその作業が大変になり、続かなくなってしまうということです。
確かに、卵や小麦の量を計量したり、温度を何度以上で何分加熱など、なかなか難しい作業です。
それを毎日のようにやっていくというのは、大変根気のいることになります。
その点、工場などで作られている市販のものであれば、量や温度管理などは厳格に管理されていますし、お店で購入したものを測って食べるだけなら続けられそうです。
こうして、我が家では、市販されているパン(小麦、全卵)を、数グラムずつ食べるようになりました。一般的なスーパーなどで普通に購入できるスティックタイプのパンです。
最初は1グラム、次第に2グラム、4グラムと増えていき、今では6グラムまで食べることができるようになってきました。
少しずつ食べられる量が増えていくのは嬉しいものですが、ここで焦って一気に食べさせてしまい、アナフィラキシーでも起こしてしまったら大変です。
嬉しい気持ちは出しつつも、娘の体調などの状態もみながら、少しずつ食べる量を増やすようにしています。
さて、次回は、新たに始める『大豆』の食物アレルギー治療法について、娘と私達の決断についてお伝えいたします。
※娘が行っている治療は、専門医監修の下で行っているものです。自分の勝手な判断で独自に行うことは大変危険ですので決して行わないでください。
また、本記事は、私たちの体験談を紹介しているものであり、今回のアレルゲン摂取方法を広めたり、推奨するものではありません。
食物アレルギー治療に関しては、主治医のお医者さんと良く相談したうえで、行うようにしてください。
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