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written by 岡パパ

 

新型コロナウィルス感染拡大を抑える目的で出された緊急事態宣言が5月末で解除されました。早い地域では5月末頃から、私達の娘が通う学校も6月から登校がスタートしました。

地域によっては、分散して登校したり、授業を午前で終わらせるなど、本格的な学校再開までは、まだ時間がかかりそうです。

 

大阪市内のある小学校では、6月1日から登校が再開されました。そして学校給食もスタートしました。


(画像はイメージ)

その小学校に通う、1年生のお子様は、乳製品に食物アレルギーがある為、事前に保護者の方と学校側で「食物アレルギー個別対応用献立表」を基に、お子様のアレルゲンを出さないように「担任の先生が確認し配食する」ことになっていました。

しかし、担任の先生が誤って、そのお子様に牛乳を配ってしまいました。

先生が直ぐに気が付いて、お子様が飲むのを止めさせましたが、既に1口飲んでしまっていました。学校側は保護者の方に連絡し、常備薬を飲ませましたが、お子様にアレルギー症状が出てきたために病院へ救急搬送されました。

お子様は治療を受けて、幸いにも症状は落ち着いたとのことです。

記事参照元:Yahooニュースはこちらから

 

まずは、アレルゲンを誤食してしまったお子様が、無事快方に向かわれているようで安心しました。

今回アレルゲンとなる牛乳を誤食してしまったのは、今年度から小学校に入学した1年生のお子様。ずっと休校が続いていて、ようやく再開して、初めての学校。初めての学校給食。

学校側も、給食時のアレルゲン誤食を防ぐために、保護者の方とも打ち合わせをしてきたかと思いますが、新型コロナウィルス感染拡大の予防のため、学校の先生たちも今まで経験したことが無かったような状況の中での学校再開。

何もかも新しいこと尽くめの中で、ヒューマンエラーを完全に取り除くというのは、やはり難しい事でしょう。むしろ、食物アレルギーを持つお子様に、アレルゲンである牛乳を誤って配ってしまったことに直ぐに気が付き、適切な対処(常備薬の投与、病院への救急搬送等)を行うことができたという点では、学校側と保護者の方との打ち合わせがしっかりと行われていたお蔭かと岡パパは思います。

私達の娘が通う学校では、まだ給食が再開されていません。他の地域でも、まだ給食が再開されていない学校もあるとお聞きしております。いずれ再開される時には、同じ様な事故が起こる可能性もあり得ます。

アレルゲンの誤食事故を防ぐ為に、ダブルチェック・トリプルチェックをしておくことはとても大切な事です。ただ、手を加えるのは人間ですから、間違いをゼロにすることは困難でしょう。

今回の誤食事故の様に、『もしアレルゲンを誤食してしまった場合、どのような対処をするか?』をしっかりと取り決めておくことで、アレルギー症状を悪化させないようにするために適切な対処を迅速に行うことができるようになり、命の危険を回避できる可能性が上がります。

食物アレルギーを持つお子様が各学年に1人以上いることが、珍しく無くなってきた現在。給食の時間に食物アレルギーをお持ちで無いお子様と一緒にお食事を食べることは、アレルゲン誤食のリスクにもなります。(お子様のアレルギー症状の重篤度合いによっては、完全にお弁当にしたり、お食事場所を別ける対応を採用されることもあります。)しかし、食物アレルギーをお持ちのお子様はクラスのお友達と一緒に食べることで、アレルゲンの誤食を防ぐ為にどうすれば良いのか?(献立表を確認する、お食事の配膳を工夫する等)を学んでいったり、食物アレルギーをお持ちで無いお子様が食物アレルギーについて学ぶきっかけになったりもします。

学校給食は、ただお昼ご飯を食べるだけではなく、そういった学びの場でもあると岡パパは思っています。

学校給食でのお食事を通して、食物アレルギーをお持ちの方は、アレルゲンを誤食しない為にどのようにすれば良いのか?周りのお友達にどのように伝えれば良いのか?そしてクラスの皆さんが食物アレルギーについてもご興味をもっていただき、学校給食以外の場面でも食物アレルギーをお持ちの方へのご理解・ご配慮が広まっていただければと願っています。