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written by 岡パパ

食物アレルギーをお持ちの方は、基本的にアレルゲンとなる食材を食べることができません。
日常生活の中で、ご自分で管理できる範囲のお食事であれば、
アレルゲンとなる食材を除去するなどできるのですが、
外出先などでの食事となると簡単ではありません。

事前に外出する日時や場所が分かっていれば、
あらかじめ付近でお食事を食べることができるお店があるか?
無ければお弁当などを持っていくなどの対応を考えられるのですが、
「急な用事で外出しなければならなくなった」
「突然、外食する用事ができた」
といった場合も、どうしてもあります。

そんな時、食物アレルギーをお持ちの方が、
飲食店にて出逢った「あんなこと」「こんなこと」について
書かれている記事がありましたので、ご紹介します。

(画像はイメージ)

記事参照元:しらべぇはこちらから

 

食物アレルギーをお持ちの方が出逢った3つの事例

様々なメディアで「食物アレルギー」について取り上げて頂く機会が増えたことで、
「食物アレルギー」という言葉自体の認知度は上がってきたように感じます。

ですが、「食物アレルギー」について正しくご理解されていらっしゃる方は
まだ多くは無いのかもしれません。

今回紹介されている記事では、そんな事例が3つ上がっています。

1つ目は、食物アレルギーがある為に(このお店の)お食事の注文をすることができない方が、
飲み物のみ注文をされた際、スタッフの方から怪訝な表情をされたとのこと。
本事例では、「食物アレルギーがある為、食べることができない」とお伝えしていますが、
スタッフの方にはうまく伝わらなかったようです。

岡パパは
「そもそも飲食店で、飲み物だけ注文する、お食事とセットで注文する、
その選択は来店したお客の自由なのだから、あまり深く考えなくてもイイのでは?」
とも考えました。

しかし、たまたまお友達と入った飲食店のメニューが
全て食べることのできないものだったらどうしましょう?

「お水だけ下さい」というのは、やっぱり気まずくなりますね。

こんな時、どのようにすればスタッフの方にも上手に伝わり、
お互い気持ちよく時間を過ごすことができるのか?

皆様であれば、何か良いお考えがありますでしょうか?

 

2つ目は、お友達とアレルギー対応のメニューがある飲食店に入った際、
「アレルギー対応のお食事(カレーライス)」「通常のお食事(アレルゲン有のカレーライス)」
注文されました。
お食事を運んできたスタッフの方が、どちらがアレルギー対応のお食事かわからなくなってしまい
「多分こちらがアレルギー対応のものです」と出されたとのこと。

これは、「(飲食店での)誤配膳によるアレルゲンの誤食」に繋がります。

アレルギー対応のお食事は「食器を変える」「サインプレートを付ける」といった
識別を加えるなどの工夫をすることで、誤配膳を少なくすることが出来るでしょう。

アレルギー対応のお食事をご用意いただけるのは、大変素晴らしいのですが、
配膳方法の工夫とスタッフの方への周知徹底も併せていただければと思います。

 

3つ目は、食物アレルギーをお持ちの方が、「多分、このお料理にはアレルゲンは入っていないだろう」
と思って注文したお料理に、アレルゲンとなる食事が入っていたため、ほとんど食べることが出来ませんでした。
それを「味が悪かったのか」と勘違いされ、料理長さんが来て謝罪されるまでに至ったそうです。

こちらのケースでは、見た目などでアレルゲンの有無を確認することができた様なので、
アレルゲンの誤食が無く、アレルギー症状発症をしなかったことは良かった点です。
しかし、見た目でわからないように調理されている物や、隠し味などで使われているなど
もしかしたらアレルゲンが含まれていることに気づかずに食べてしまったかもしれません。

一部の飲食店では、既にメニューに「使用されているアレルゲン」について
記載してくださっているお店もあります。
しかし、、まだ全てのお店ではありません。

食物アレルギーをお持ちの方が飲食店でお食事を注文される際は、
メニューに「使用されているアレルゲン」が書いてあるかを確認し、
書いて無ければ、スタッフの方に「食物アレルギーがある」旨をお伝えし、
アレルゲンの有無を確認する必要があるでしょう。

 

今回、こちらの記事を読んで、
飲食店の側のみならず、お食事を注文する側としても
どのようにすればアレルゲンの誤食を防ぎ、
そしてお互いに気持ちよく過ごすことができるのか?を
改めて考える機会になりました。

食物アレルギーについて、まだ多くの方々に理解が浸透しているとは
言えないかもしれませんが、こういった事例を見て
少しずつ考え・見つめ直していくことで、
事故無く、楽しいお食事の時間を過ごしていくことができるかと思います。