アレルギー対応レシピが盛り沢山!の岡夫婦Youtubeチャンネルはこちらから
チャンネル登録お願いします!
『入園・入学・進級前に使う食物アレルギーヒアリングシート』
無料ダウンロードはこちらから
岡夫婦のFacebookページはこちらから
written by 岡パパ
11月19日に放送されたザ!世界仰天ニュースにて、重度の花粉症を発症された女性の方が、様々な食材にアレルギー症状を発症する食物アレルギーまで発症された方の治療体験が紹介されました。
その女性は、20歳の頃に重度の花粉症を発症。
(画像はイメージ)
その後、微熱・腹痛・吐き気・倦怠感が毎日のように続きました。その期間、なんと2年間!専門病院にて診断してもらったところ、果物などだけでなく米や野菜などなど様々な食材にアレルギー症状を発症する疑いがあることが分かりました。
同じ様に、俳優の赤楚衛二さんも52種類もの食材にアレルギー症状を発症する疑いがあると診断されています。ご自身でも「フルーツ全般にアレルギーがある」と自覚症状があるとのことでした。
お2人は、花粉症の症状が重かったことから、ある治療法を受けました。
(画像はイメージ)
その治療法とは『ヒスタミン加人免疫グロブリン療法』。
『ヒスタミン加人免疫グロブリン療法(非特異的変調療法)』とは、人の血液成分をもとに作られた「血液製剤」を注射します。これは、アレルギー症状を引き起こす『ヒスタミン』の反応を抑えることを目的に行われるものです。通常、花粉症などのアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)、気管支ぜんそくに対して行われます。(番組の治療法紹介より)
女性の方も、赤楚さんも花粉症の症状が重かったために、この治療法を受けました。
週1回の注射を6週間続け、それを1クールとします。その後1〜2か月間隔をあけ、1年間で計3~4クール、薬を投与し続けます。1年以上かけて継続的に行っていく必要があるこの治療法を受けたお2人の結果は?
まず、女性の方は、アレルギー症状が出ていた食材について、今では何事もなく食べることが出来ており、微熱や腹痛といった身体に出ていた様々な症状も現在では起こっておらず、通常の生活を送ることが出来ているとのことです。
そして、赤楚さんは、1年間この治療法を受け、専門病院で食物経口負荷試験を受けました。
赤楚さんが試験を受けた食材は、大好きなのに食べることが出来なかった『いちご』。
実に12年ぶりに食べた『いちご』の味や香り、食感に、思わず笑顔になる赤楚さん。しかし、油断はできません。少量ずつ食べて、アレルギー症状が出てこないかどうかを厳密に確認していきます。
治療の効果が出たのか、最終的には赤楚さんは『いちご』を8個分食べても、アレルギー症状を発症しませんでした。
さらに、赤楚さんに改めてアレルギー検査を行いました。1年前には52種類もの食材にアレルギー症状を発症する疑いがあるとの診断が出ていましたが、それらの内26種類の食材にてスコアが下がっていました。
赤楚さんを治療していたアレルギー専門医のお医者さんのお話では、「治療は3年~5年続けた方が良く、途中で止めると体質が戻ってしまう」とのことでした。
さて、このお話をお聴きした、お子様の食物アレルギーについてお悩みを抱えていらっしゃる皆様は、「そんな便利な治療法があるんだったら、うちの子にも受けさせたい!」と思われるかもしれません。
しかし、この治療法については、『食物アレルギーに対する有効性は確立されておらず、また食物アレルギーの標準的治療ではありません』とのことです。(横浜市立みなと赤十字病院 アレルギーセンターのページより)
今回ご紹介されたお2人は、花粉症の症状が重度だったため、この治療法を試した上で、食物アレルギーについても効果が出るかを確認したということと岡パパは認識しています。とは言え、花粉症やアトピー性皮膚炎、ぜん息といった様々なアレルギー症状に対して、効果が期待できる治療法も出てきているというのは希望が持てるお話だと感じました。
治療を受ける方の症状や体質などによっては、より効果的な治療法が確立される日が来るのも、そう遠くないかもしれませんね。
※食物アレルギーの治療については、必ず専門医の方の指導の下、適切な治療を行うようにしてください。
ザ!世界仰天ニュースの今回の治療に関する紹介ページはこちらから
横浜市立みなと赤十字病院 アレルギーセンターのページはこちらから
- 投稿タグ
- ザ!世界仰天ニュース, 食物アレルギー治療