学校給食で提供される飲み物と言えば『牛乳』。
(画像はイメージ)
タンパク質、カルシウムといった栄養に富んだ飲料で、お子様の成長にとっても重要という考えで、ほとんどの学校給食に採用されていると思います。
しかし『牛乳』は、食物アレルギーを引き起こす代表的なアレルゲンでもあります。
『牛乳』に食物アレルギーを持つ方は、学校給食のお時間では誤食・誤飲を防ぐことはもちろん、牛乳の飛散などにも気を付けなければいけません。
さて、全国の自治体の小中学校で、ストローレス牛乳パックが広がりはじめました。
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今まで、給食に出る牛乳はストローを使って牛乳を飲んでいました。
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環境への配慮などの理由から、学校給食にてストローを廃止したストローレス牛乳パックを採用する自治体が増えています。
ストローがないということは、このような飲み方になるわけです。
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「(紙パック飲料を)ラッパ飲みしてはいけません!」
とお子様たちに家で注意してきた保護者にとっては、衝撃的な光景ですよね。
娘たちの学校でも今年度から、ストローレス牛乳パックが採用されました。
娘曰く、クラスの男の子たちは「ついに俺たちの時代がきた!」と喜んでいる様子。
俺たちの時代とは?(笑)
賛否両論、いろいろなご意見があるようですが、私たち夫婦も娘たちと一緒に、食物アレルギーの観点からストローレス牛乳パックのメリットデメリットを考えてみました。
<メリット>
・飲んでいる際中、ストローから牛乳がふきこぼれない
・牛乳パックを洗う際、ストローを取り出す必要がなくなる
→片付けの際のストローからポタポタと液体がこぼれることがなくなる
・ストローを床に落とすことがなくなる
→床に落としたことに気づかず、そのままにされているストローがあり、誰かが拾わなくてはならなかった
<デメリット>
・口の周りに牛乳が付きやすくなる
・飲んでいる際中、一気に飲むと口からこぼれやすい
・飲んでいる際中、パックをひっくり返すとすべて液体がこぼれる
ストロー有無どちらでも、牛乳がこぼれてしまうリスクはあります。
メリット側に書かれている、牛乳を飲んだ後のストローが床に落ちているという状況を防ぐことができるのは、誤って牛乳に触れてしまう機会を減らすことができるので良さそうです。
デメリット側に書かれている、『口の周りに牛乳が付きやすくなる』や『一気に飲むと口からこぼれやすい』といった状況は、想像しやすく注意する必要があります。給食の時間に、近くにいるお友達から誤って牛乳が飛散してしまうということも有り得ます。
ストローレス牛乳パックを使って牛乳を飲むことに対して、低学年を中心に牛乳の飲み方指導が行われている学校もあるようです。
ご家庭では1リットルの牛乳パックが多い中、なかなかこのような飲み方をしないご家庭も多いですもんね。
いずれの飲み方にしても、乳アレルギーをもつ児童が安心して給食を食べられる方法が各学校で考えられることを願っています。
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